興福寺(こうふくじ)は710年に藤原不比等が建立した寺院。不比等が没した後にも藤原家のみでなく天皇や皇后によって堂塔が建てられ整備が進められ、南都七大寺の一つに数えられています。
高さ約50mの五重塔。1426年頃に再建されたもの。
813年に藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父・内麻呂(うちまろ)の冥福を願い建てられたお堂。西国三十三所の札所にもなっています。
国宝にも指定されている八角円堂。藤原不比等が亡くなった翌年の721年に建築され、現在のお堂は鎌倉時代の1210年頃に再建されたもの。堂内には本尊弥勒如来像、無著世親菩薩像、四天王像などの多くの国宝の仏像が安置されています。
興福寺の階段下にある池。五重塔と柳が水面に映る風景は奈良八景のひとつ。ベンチもあるのでゆっくり過ごす事もできます。
高さ約25mの山門。現在の門は1199年に建てられたもの。
南大門の近くにある、2011年に開館した博物館。東大寺ゆかりの仏像彫刻が数多く展示されています。
奈良の大仏は聖武天皇の発願により752年に造られ、幾度か焼失しその都度再興されてきました。
日本三大名鐘にも数えられている鐘。他には浄土宗の総本山・知恩院(京都)の鐘、徳川家滅亡のきっかけとして有名な方広寺(京都)の鐘があります。
奈良時代(8世紀)創建された仏堂。現存する建物は1669年の再建。京都の清水寺に似た建物で、無料で見学ができます。また、このあたりは東大寺が造られる以前からも寺院があった場所で、上院とも言われています。
不空羂索観音を本尊とする仏堂。東大寺に現存する数少ない奈良時代建築の1つ。堂内に安置されている仏像のうち約10体が奈良時代の作。 *一部の仏像は東大寺ミュージアムに移動しています。
二月堂の正面には土塀の続く素敵な道があり、大仏殿まで続いています。
教科書でもおなじみの正倉院。中の見学はできませんが、外だけは見学ができます(平日のみ)。
春日大社の名物の石燈篭。参道の約1kmにはたくさんの石燈篭が置かれています。
手と口を清める手水舎です。大きな伏せた鹿の像が目印です。
春日大社の神苑・萬葉植物園。5月の初めには藤の花が咲き誇ります。
全国の春日神社の総本社。平城京遷都の710年に藤原不比等が藤原氏の氏神・鹿島神を祀ったのが始まり。