京都三大祭り
5月の葵祭、7月の祇園祭、10月の時代祭は京都三大祭といわれています。
葵祭
5月15日に催される葵祭は、下鴨神社と上賀茂神社の例祭。氏族の賀茂氏と朝廷の行事として催されていたものを見物する貴族が増えて行ったのが始まりといわれています。
平安貴族の衣装を身にまとった行列が、京都御所を出発し、下鴨神社を経て、上賀茂神社へ向かいます
10:30頃 京都御所出発→ 11:30頃 下鴨神社 →15:30頃 上賀茂神社
第60代 斎王代
斎王代は葵祭のヒロイン的な存在。
京都御所
鎌倉時代中期から明治時代初頭まで歴代天皇が住んでいた宮殿。
下鴨神社
古代氏族・賀茂氏の氏神を祀る神社。正式名称は賀茂御祖神社(かもみおや-)。
上賀茂神社
正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。雷の御神威により、厄や災難を祓う厄除として広く信仰されている。
祇園祭
祇園祭は7月1日~7月31日までの1ヶ月間続く八坂神社のお祭り。
八坂神社
祇園さんの名で親しまれている京都の八坂神社。江戸時代までは祇園社と呼ばれていました。
祇園祭
7月1日の吉符入りに始まり、山鉾巡行(17日)、神幸祭、花傘巡行(24日)等の諸祭行事を経て7月31日の疫神社夏越祭で終わります。
祇園祭の期間中は 八坂神社のご神紋と似ているキュウリは口にしないというちょっとしたシキタリも残っています。
時代祭
10月22日に開催される。平安神宮の創建と平安遷都1100年を祝う行事として、1895年(明治28年)から始まりました。
時代祭
明治維新から始まり、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦と8つの時代に渡る時代絵巻となります。行列の参加人数は約2000人、長さは約2km、約3時間にも及びます。
平安神宮
平安遷都1100年にあたる明治28年に、内国勧業博覧会(京都開催)のメインパビリオンとして建設された神宮。平安京に遷都した桓武天皇(第50代)と平安京の最後の天皇・孝明天皇(第121代)が祀られています。
五山送り火
8月16日の夜(20時頃~)をいろどる京都五山送り火。あの世に通じる道を照らし、先祖の精霊が冥土へと無事帰れるようにと祈る、お盆の翌日に行われる行事です。
1分でわかる 京都 五山送り火
五山送り火の始まりは平安時代とも江戸時代とも言われています。
五山送り火
東山如意ケ嶽の「大文字」のほか、金閣寺大北山の「左大文字」、松ヶ崎西山・東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」が灯されます。
大文字火床
大文字山(如意ヶ嶽)の火床は京都の景観スポットとしても知られています。
鞍馬の火祭
由岐神社
鞍馬寺の境内にある由岐神社では、京都三大奇祭の1つ「鞍馬の火祭り」が毎年10月22日に行われます。
鞍馬の火祭 京都・由岐神社
京都御所に祀られてた由岐大明神を鞍馬の地に遷宮したときのかがり火が由縁です。
嵐山花灯路
東山花灯路
清水寺~青蓮院門跡までの東山界隈のライトアップイベント。2003年から始まり、3月中旬から約10日間に渡り開催され、春の風物詩にもなっています。
東山花灯路
嵐山花灯路
竹林や渡月橋などで有名な嵐山・嵯峨地域で催されるライトアップイベント。2005年から開催され、例年12月初旬~12月中旬の約10日ほど開催され、冬の風物詩となっています。