文化財とは
以下の6種類が文化財に該当します。
有形文化財 ・・・建造物、絵画、古文書など
無形文化財 ・・・演劇、音楽など
民族文化財 ・・・信仰、年中行事など
記念物 ・・・古墳、城跡、貝づか、庭園、峡谷など、海浜、山岳、動植物など
文化的景観 ・・・田畑、採石場など
伝統的建造物群 ・・・城下町、宿場町、門前町、港町など
重要文化財とは
文化財のうち重要なものが「重要~」として指定されます。日本では約13,000点が重要文化財として指定されています。
増上寺 三門
徳川家の菩提寺となり隆盛を極めた。
1622年に建てられた門。内部には釈迦三尊像・十六羅漢像が安置されており、戦災をまぬがれた建物。
史跡・名勝・天然記念物
記念物のうち重要なものを史跡、名勝、天然記念物に、その中でも特に重要なものは特別史跡、特別名勝、特別天然記念物に指定されます。
国宝とは
国宝は有形重要文化財の中でも特に、製作・歴史・学術的な面などで優れたものが選ばれます。約1,000点が国宝に指定されています。
建造物の場合ですと、国宝の対象は個々の建物ですので、「国宝 松本城」の場合でも実際の国宝は「天守部分」のみです。逆に世界遺産などは広い範囲が指定されるので、性格の違いも知っておくとよいでしょう。
二条城 二の丸御殿
徳川家康の将軍宣下に伴う賀儀で始まり、徳川慶喜の大政奉還で江戸時代が終焉した場所。
大山祇神社
瀬戸内海に浮かぶ大三島にある神社。国宝の刀剣が多く納められており宝物館で見学が可能。
源義経が奉納した鎧など、国宝8件・国の重要文化財約75件を収蔵。
文化財保護法
重要文化財や国宝に指定されるプロセスは法律で決められています。
博物館
日本国宝展
1872年(明治5年)に開館した博物館。
寄託品された物も含め国宝は約140件を所蔵。
1897年(明治30年)に開館した博物館。国宝は約30件を所蔵。
1895年(明治28年)に開館した博物館。
国宝は約15件を所蔵。
九州国立博物館
太宰府天満宮の裏にある博物館。2005年に開館した一番若い国立博物館。