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高峰顕日(仏国国師)のゆかりの地

更新日:2016年01月08日

高峰顕日(こうほうけんにち)。生誕 1241年~ 死没 1316年。
第88代天皇・後嵯峨天皇の皇子として京都に生まれ、臨済宗の僧となった。
弟子に夢窓疎石など著名な僧がいる。
東福寺 東福寺

16歳で東福寺の開山・円爾(えんに)に従い出家。

建長寺 建長寺

1260年。北条時頼の要請で南宋より来日した建長寺二世・兀庵普寧(ごったんふねい)の侍者として鎌倉へ。

ちなみに、兀庵普寧は難解な講釈を行っていたことから、「ごたごた」の語源になったと言われています。
雲巌寺 雲巌寺

鎌倉を離れ那須の雲厳寺を再興。主たる活動拠点にし、政治・宗教の中心地である鎌倉からは距離を置きました。

禅宗四大道場

ちなみに、雲巌寺は日本禅宗4大道場にも数えられています。

1279年、来日した無学祖元(むがくそげん)と出会い、無学から印可を受け法を受け継ぐ。無学祖元はその後、鎌倉の円覚寺を開山した僧として知られています。

晩年

60歳を超える頃になり、鎌倉幕府執権・北条貞時・高時父子の帰依を受け、鎌倉の浄妙寺・浄智寺・建長寺の住持を歴任。
浄智寺 浄智寺
浄妙寺 浄妙寺
正統院(しょうとういん)。高峰顕日が浄智寺内に建てた庵居(1300年)。1335年に高弟・夢窓疎石が建長寺内に移転したと言われています。

正統院(しょうとういん)。高峰顕日が浄智寺内に建てた庵居(1300年)。1335年に高弟・夢窓疎石が建長寺内に移転したと言われています。

1315年になると那須に戻り、1316年に76歳で死去。