メディチ家のフィレンツェ支配を確立した、コジモ・デ・メディチ(1389年9月27日~1464年8月1日)が、1444年に建築家ミケロッツォに建築を依頼して以来、初代トスカーナ大公コジモ1世(1519年6月11日~1574年4月21日)の時代まで約100年間メディチ家の住居として利用された建物。1659年にリッカルディ家へ売却されたため、両家の名から「メディチ・リッカルディ」と呼ばれ、またフィレンツェがイタリアの首都になった際には内務省が置かれた。
東方三賢者の礼拝
2階の「マギの礼拝堂」にはゴッツォリ作のフレスコ画「東方三賢者の礼拝」がある。三賢者とは新約聖書に登場する、イエス誕生時に現れ拝んだとされる人物。