川崎大師(かわさきだいし)の愛称で知られる平間寺(へいけんじ)。「関東三大師」の筆頭に数えられ、初詣の参拝客数は約300万人と全国でも3位の賑わいとなる。寺伝では、無実の罪により尾張を追われ貧しい暮らしをしていた武士・平間兼乗(ひらまかねのり)が、夢のお告げで海から木像を引き上げ草庵をむすんだ。その後、
高野山の尊賢上人が偶然立ち寄った際に、その話を聞き感泣し、平間兼乗とともに平間寺を建立(1128年)。江戸時代になり徳川幕府第11代将軍・徳川家斉が厄除に訪れた事をきっかけに厄除け大師として広まった。