横浜中華街の中心にあり、三国志の英雄・関羽を祀る。幕末の1859年に横浜の港が開かれ、多くの中国人が外国人居留地(現山下町)で暮らすようになった。1862年に一人の中国人が小さな祠を開いたのをきっかけに、1871年に募金により本格的な關帝廟が建立された。その後、関東大震災や横浜大空襲などで幾度となく焼失し、1990年に現在見られる四代目の関帝廟が建立された。
関羽(かんう)
蜀の創始者である劉備(りゅうび)に仕えた武将、多くの武勇と義理を重んじる人柄は敵からも称賛され、死後もなお神格化されていった。世界中に華僑が散らばっていったときに、商売が繁盛する様にその地区に関帝廟を立てた。
横浜中華街の春節の夜。春節らしい光景、あった。夜も九時半をまわっていたのに、関帝廟の門が開いていた。なるほど、お寺は正月が「かき入れ時」なのは日本も中国も変わらないらしい。