四寸道
お山の自然にそってつくられたこの参道は、昔からの修業者の道。一番せまいところは約十四センチの四寸道で開山・慈覚大師の足跡をふんで、私たち の先祖も子孫も登るところから、親子道とも子孫道ともいわれている。左上にそびえる百文岩の上に、納経堂や開山堂、展望随一の五大堂がたっている。参道のあちこちの、車のついた後生車という木柱は、年若くして亡くなった人の供養で、南無阿弥陀仏ととなえて車をまわすと、その仏が、早く人間に 生まれて来ることができるという。