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住吉大社
まろもんず   撮影 2015/03/16 11:59  1551 Views

浅沢の杜若(かきつばた) 住吉の浅沢小野の杜若 衣に摺りつけ着む日知らずも(万葉集) その昔、ここから南にかけては清水の涌く大きな池があり浅沢と呼ばれ、奈良の猿沢、京都の大沢と並ぶ近畿の名勝であった。 とくに住吉の浅沢池は、美しく咲き乱れる 杜若で歌人たちに愛され、万葉集をはじめとする多くの歌集にその名をとどめている。 しかし昭和に入って「忘水」と称された浅沢の清水も枯れ、杜若に代わって明治神宮の花菖蒲が移植されていたが、平成九年地元の 強い要請を受け、細江川改修の一環として浅沢に新しい水脈を加え、各地の原種の杜若を集め、ここに住吉区の区民の花の由来となる 「浅沢の杜若」を復活させることができた。 いにしへを偲ぶ市民の憩の場として、この 名勝を長く守り伝えなければならない。 (財)住吉名勝保存会