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住吉大社
まろもんず   撮影 2015/03/16 11:57  1561 Views

「卯の花苑」 住吉大社がこの地に鎮座されたのは、遠く神功皇后摂政十一年卯の歳卯の月卯の日と伝え、五月最初の卯の日に行なわれる「卯の葉神事」は、住吉神に卯の葉の玉串を捧げ、神威の更新を祈る重要な神事である。 卯の花はユキノシタ科のウツギという落葉 低木で、品種が多く、日当たりのよい山野に 自生し、かつては住吉境内にも群生していたというが、今はその多くが失われている。これにより、住吉名勝保存会では大阪市の協力により、北海道南部から九州までのウツギの自生地を調査し、築山の土壌を改良し、 山の形を整えて、現存する日本のほぼ全品種を移植し、昭和六十一年、ここに住吉大社ゆかりの「卯の花苑」を造成し、後鳥羽院皇子 光台院親王の歌碑を併せて建立した。 この卯の花は、「浅沢の杜若」「車返しの櫻」とともに、古代·中世以来の歴史と伝統を伝える住吉の三名花として、永くこの地の季節を彩り続けることであろう。 (財)住吉名勝保存会