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江ノ島の五頭龍伝説

江ノ島と龍の関係を簡単に解説! 更新日:2015年09月26日

江の島 江の島

江の島の五頭龍伝説は、1047年に比叡山延暦寺の皇慶が著したと言われる、江の島の創生伝説「江嶋縁起」に記された伝説。

五頭龍

今から約1500年前、鎌倉には周囲40里(約150km)の湖があり、五つの頭を持つ五頭龍(ごずりゅう)が住んでいた。この龍は、山崩れをおこしたり、火の雨を降らしたり、人々を困らせていた。

天女降臨

そんな時、黒い雲が空を多い、地震が続き、海には、火柱とともに岩が空まで噴き上げられ、小さな島(江の島)ができた。この島に、天から姫(弁財天)が舞い降りた。

五頭龍の恋

それを見ていた五頭龍は、姫に恋をし、妻にしたいと申し出た。姫は、龍のこれまでの悪事を非難し断ったが、龍はこれまでの悪事を懺悔し、これからは村を守ると約束をした。姫は五頭龍のその言葉を信じ、妻となった。

献身

龍は村を守る約束を身を削りながら守り続けた。干ばつの時には雨を降らせ、台風を跳ね返し、津波を体で防ぎ、その度に龍は衰えていった。

龍の最期

そして、命が尽きようとしていたとき、龍は姫に向かって「これからは山となり、この地をお守りいたします」と涙ながらに言い残し、対岸へと向かって山となった(現:片瀬山)。村人たちは山となった龍の頭の位置に社(龍口明神社*西鎌倉に移転)を建てた。

関連情報

龍口明神社 龍口明神社

玉依姫(たまよりびめ)と五頭龍(ごずりゅう)を祀る神社。鎌倉に現存する神社では最古のものと言われる。現在は西鎌倉に移転。

龍口寺 龍口寺

片瀬山にある寺院。村人を守るため山となった龍の頭部にあたる場所が片瀬山。そのため片瀬山は龍口山とも言われる。また日蓮が処刑されそうになった龍ノ口法難の舞台でもある。

龍宮@江島神社 奥津宮 龍宮@江島神社 奥津宮

江の島の奥津宮境内にある1993年に建てられた龍宮大神を祀る社。

マンガで見る江島縁起

江島神社のホームページでは、漫画で五頭龍伝説を見る事ができます。