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達谷窟毘沙門堂

説明

平泉中心部の南西約6㎞、太田川北岸の東西長約最大標高差約150mの断崖に掘られた洞窟が達谷窟です。窟の前面には懸崖造の毘沙門堂があり、南面して中島を伴う池(蝦蟇ヶ池)が配置されます。また毘沙門堂西側の岩面に磨崖仏が刻まれています。吾妻鏡によると源顾朝が奥州藤原氏を滅ぼし鎌倉へ帰還のおり、ここに立ち寄り別当寺の達谷西光寺の寺領を安堵したことが記されています。発掘調査の結果、平泉最盛期(12世紀)にはすで に毘沙門堂の前面には池が存在していたことが確認されています。平泉はもとより、東北地方における仏教信仰の実態を理解する上でも欠くことのできない重要な遺跡として、史跡に指定されています。