盧舎那仏像(るしゃなぶつ)
奈良の大仏は華厳経(けごんぎょう)に説かれる盧舎那仏という名の仏であり、宇宙の真理を全ての人に照らし悟りに導く宇宙の仏。
華厳経(けごんぎょう)
時間も空間も超越した絶対的な存在=仏について説いた経典
盧舎那仏(奈良の大仏)の造営まで
- 740年の藤原広嗣の乱の後、聖武天皇は現在の京都府木津川市にある恭仁京(くにきょう)に遷都。
- 743年に最高の功徳をもたらすとされる盧舎那仏の造営を発願。
- 現在の滋賀県甲賀市に営んだ離宮「紫香楽宮(しがらきのみや)」にて、造仏工事が始まるが山火事や地震のため中止。
- 744年2月に難波京に遷都。
- 745年5月に平城京に戻り、東大寺の前身でもある金鍾山寺の寺地にて造仏工事は再開された。