歴史
古くから天皇に代わり斎王が伊勢神宮にお仕えするため、伊勢へ行くまえに身を清める場所。そのため、野宮は嵯峨野の清らかな場所を選んで建て、敷地も黒木鳥居と小柴垣に囲まれた神聖な場所だった。昔は天皇が即位されるごとに野宮神社の場所は変えられていた。
黒木鳥居
木の皮を剥かないまま使用する、日本最古の鳥居の様式。
斎王
嵯峨野の清らかな地に建てられた野宮。古くは伊勢神宮に仕える斎王(天皇が即位するごとに未婚の皇女・女王の中から選ばれる)が1年間潔斎(心身を清める)場所。斎王の制度は飛鳥時代から続き、野宮の地では平安時代に嵯峨天皇の皇女・仁子内親王がはじまりとされ、後醍醐天皇の南北朝時代まで続いたと言われる。
参拝
- ①鳥居をくぐる時に一礼。
- ②手水舎で手を清める。
- ③本殿に進み二拝拍手一拝で拝礼。
- ④境内社で各自拝礼、願い事をする。
- ⑤お亀石をなでながら祈念。
- ⑥鳥居を出るときに一礼。