三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)は後白河上皇(1127年~1192年)が自身の離宮に創建した仏堂(1165年完成)であり、
妙法院の境外仏堂。正式名称は蓮華王院本堂(れんげおういんほんどう)と言い、お堂の正面の柱と柱の間が33あることから三十三間堂といわれ、その長さは南北に118メートルにも及ぶ。現在の建物は一度火災で焼失した後に、1266年(文永3年)に再建されたもので、数度の大修理を経て800年弱の期間維持され現在に至っている。正堂内には観音立像が1,001体並ぶ。これらの仏像のうち124体は、お堂が創建された平安期のもので、その他の仏像は、1249年にお堂が焼失したため鎌倉期に再興された仏像。