あらまし
850年に
中尊寺ととともに円仁が創建。奥州藤原氏第2代・基衡、第3代・秀衡の時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐ規模と豪華さだったといわれる。特に金銀のちりばめられた金堂円隆寺(毛越寺の中心伽藍)の荘厳さは「吾妻鏡」に吾朝無双(我が国に並ぶものがない)と評されるほどであった。奥州藤原氏の滅亡後も鎌倉幕府により手厚く保護されていたが1573年に兵火に遭い全ての建築物が焼失した。
庭園
毛越寺の庭園は、地上に極楽浄土を表現したいわれる庭園。日本最古の庭園書である作庭記(平安時代)に基づいて作られた貴重な庭園。
世界遺産
2011年に「平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の一つとして世界遺産に登録された。