756年、光明皇后が夫であった聖武天皇の遺品約650点などを東大寺の
廬舎那仏(大仏)に奉献したのがはじまりの倉庫。日本のものだけでなく唐やペルシャまでの古代の美術工芸が多く残され、シルクロードの終着点とも言われる。
開封の儀
正倉院では天皇の命により封を施す勅封(ちょくふう)の形式で行われてきたため1000年以上もの間、多くの宝物が残されてきた。現在は毎年秋に宝物調査・点検が行われており、その際は「開封の儀」がとり行われる。
正倉院展
正倉院の宝物は非公開で9,000点近くに上るといわれているが、毎年秋に2週間ほどの期間、
奈良国立博物館等で約70点程度の宝物が公開される。
【ちょっと解説】シルクロードを通して交易をするなかで,文化の交流も行われました。仏像等の表情や絵画などにその影響が現れています。また,日本の正倉院には,ペルシャ製の宝物などもありました。
正倉院は、遣唐使が持ち帰った宝物を保管する倉です。水差し、琵琶といった貴重な宝物が納められています
現存する畳の古いものは、奈良東大寺正倉院にあり、聖武天皇が使用されたといわれています。古代の律令(正確には格式だったかも)にも畳についての規定があります。律令とは今でいう法律です。歴史を愛する店・豊田ていねい堂^^